日々の移ろい

丁寧な暮らし を理想としていますが、、

象の背中

雨の休日、映画を見に夫と行った。
今日はたまったポイントを使ったから、無料で見た!

いつも行く映画館、いつもはパソコンから予約をいれ、
映画館についてから、チケットに交換していた。
でも今日はポイントを受付で交換するため、
チケット売り場で並ばなくてはいけないからと、
早く行ったら、着いたとたんに、今日どうなっているの?お休み?
と思うほど、人がいない。

勿論並ばずにチケットをゲット。
お店の人に、今日はどうなったの?と聞いてしまった!
お子様の人気映画も上映がないためですね・・。
との事。

さて本日から上映の、象の背中を観た。
夫の好きな今井美樹と、役所高司主演。

結婚23年、役所が肺がんになり、余命6ヶ月と診断され、
今まで気になっていた人に会いに行く、例えば初恋の人に会いに・・。

象は、死期が迫ると群れから離れていく、と言うところから
このタイトルがついたが、彼は家族に見守られ
ホスピスで再起を遂げるという話。

泣けたが、後からこの話できすぎと思った。
だって、まずこの家族、綺麗な奥さんに大学生のハンサムで優しい長男、
可愛い高校生の娘の核家族
どこにも、舅、姑も出てこないし、東京を舞台にしたあまりに綺麗なストーリー。
夫とこんなの変!と感想を言い合って帰宅した。

もし夫が、余命6ヶ月になったら、
と想像した。
役所も言っていたが、もう大丈夫だな・・、って。
子供たちも大きくなっている。これから二人でゆっくりしたり
旅行や孫の顔を見るという楽しみはできないが・・・。

でも、夫にはまだまだ病気になんかなって欲しくない。

私は、余命6ヶ月と診断されたら、
手術なんてせず管だらけの治療なんてごめんで、
緩和治療だけのホスピスを願うと思う。

そして、象の背中ではなく
私もできれば家族に見守られて逝きたいな。