日々の移ろい

丁寧な暮らし を理想としていますが、、

衣桁(ゆこう)


私が 31年前の結婚祝いにと、友から貰った ゆこう(衣桁)

又は 衣紋掛け(えもんかけ)とも言うかしら。

着物を掛けたり 服を掛けたり と、使う。

この家に引っ越し 二間続きの和室に置いていた。

そこへ20年程前 姑が同居することになり、和室は姑の部屋になり、

そのまま衣桁は、姑の服を掛けてと、使っていた。

2週間前 姑のエアコン設置の為
衣桁を移動させてあった、ところを母が、見て!


今朝  私が新聞片手にコーヒーを飲んでいた ら、
「これは (母の)かあさんが、嫁入りにと持たせてくれた物だから、返して」

え!?

これ、ナミちゃんから結婚祝いに貰ったものだよ!

と、話すも 母は聞き入れず、
挙げ句のはて いつもの様に
涙を溜めて 

「貧しいのに 母さんが買ってくれた物だから、返して」

と言う事は70年前の物?
が、あると思っているの?

あ、そうだった、母は、認知症

忘れていた。

分かった、今日は、私出勤するから、帰ったら お母さんの部屋に、運んでおくね、

と、伝えた。


それから、母と、話した後は、
血圧が上がっているかも?

と、計測したら、




やっぱり 血圧上がっていた!

起きてきた夫に見せたら 
「大変だー!」

たかが 衣桁の件で。


そうだった、認知症の話は 否定しない事が原則なのに まともに相手をしてしまった私が、悪い。


仕事から帰宅して、

デイサービスに行っている母の部屋を覗いたら

夫が衣桁を、運んでくれてあった。